エクシアは2015年に設立され、2016年4月から過去4年超に渡り運用されてきました。運用初月の2016年4月には月利37%以上のリターンという超高利回りを記録したエクシア。そのリターンは凄まじく、運用初年度である2016年の平均月利は10.83%!
2年目〜4年目にかけて徐々に利回りが追い始め、2019年の平均利回りはついに3%を下回りました。
ただ運用資金が2020年12月現在で370億円も集まっていることを考えると、運用可能資金を大幅に超えている中で、利回りを維持できていることはエクシアが非常に優秀な投資先であることの証です。
本記事ではエクシアの過去の利回りの推移、また今後どのような利回りとなっていくかについて徹底考察します!
2020年12月最新!エクシアの過去のリターン一覧
2016年のリターン
月利平均:10.83%
2016年 | 利回り |
2016年9月 | 3.13% |
2016年10月 | 5.37% |
2016年11月 | 2.34% |
2016年12月 | 5.36% |
2017年のリターン
年利:43.89%
月利平均:3.66%
2017年 | 利回り |
2017年1月 | 3.56% |
2017年2月 | 4.01% |
2017年3月 | 1.66% |
2017年4月 | 5.17% |
2017年5月 | 1.62% |
2017年6月 | 2.73% |
2017年7月 | 4.55% |
2017年8月 | 6.17% |
2017年9月 | 2.67% |
2017年10月 | 2.90% |
2017年11月 | 3.65% |
2017年12月 | 5.10% |
2018年のリターン
月利平均:3.67%
2018年 | 利回り |
2018年1月 | 2.58% |
2018年2月 | 1.61% |
2018年3月 | 1.90% |
2018年4月 | 4.36% |
2018年5月 | 4.66% |
2018年6月 | 5.03% |
2018年7月 | 4.97% |
2018年8月 | 3.27% |
2018年9月 | 3.92% |
2018年10月 | 4.64% |
2018年11月 | 3.84% |
2018年12月 | 3.21% |
2019年のリターン
月利平均:2.94%
2019年 | 利回り |
2019年1月 | 2.39% |
2019年2月 | 3.20% |
2019年3月 | 4.51% |
2019年4月 | 2.35% |
2019年5月 | 2.93% |
2019年6月 | 2.88% |
2019年7月 | 2.10% |
2019年8月 | 2.72% |
2019年9月 | 2.96% |
2019年10月 | 3.50% |
2019年11月 | 2.66% |
2019年12月 | 3.13% |
2020年のリターン
月利平均:3.29%
2020年 | 利回り |
2020年1月 | 2.54% |
2020年2月 | 2.59% |
2020年3月 | 5.40% |
2020年4月 | 2.62% |
2020年5月 | 2.57% |
2020年6月 | 3.14% |
2020年7月 | 3.51% |
2020年8月 | 3.02% |
2020年9月 | 3.18% |
2020年10月 | 4.16% |
2020年11月 | 3.56% |
エクシアのリターンが徐々に下がる理由
エクシアは2016年は平均月利10.83%、合計利回りは97.43%と、超高利回りを記録しました!
2016年4月に資金を預けた方はわずか8ヶ月でほぼ元金回収できるということになります。
一方投資者としては残念ですが、年を追うごとに利回りが落ちていることがわかります。
しかし、これは決してCTO(Cheif trade officer)である菊池翔氏の腕が落ちているわけではありません。菊池氏がトレードできる限界量を超えて出資金が集まってきており、出た利益を出資割合で分け合う方式のため、利回りが落ちてきているのです。
出資金合計:100人 x 100万円 = 1億円
となり、出資金全て運用可能です。
月利3%で運用された場合、
1億円 x 3% /100人 = 3万円
一人3万円を受け取ることができます。
運用限界金額が1億円、200人が100万円を出資していた場合
出資金合計:200人 x 100万円 = 2億円
となり、出資金の50%しか運用できません。
同じく月利3%で運用された場合、
1億円 x 3% /200人 = 1.5万円
一人1万5千円の受け取りになります。
エクシアの運用可能額がいくらかなのか、また現在集まっている出資金のうちいくら運用されているかは公表されていません。
この辺の情報の少なさは、金融商品取引業に登録されていないエクシアにとっては情報開示は義務ではありませんから、仕方ないですね。
ただ、一般的な投資信託やヘッジファンドでも同様の現象は起こりますので、特段疑ってかかるようなポイントでもないでしょう。
また、最近は出資金の集まるスピードもとても早く、2020年8月・9月は一ヶ月で20億円以上集まっていて、その勢いは止まることを知りません。

そのため、このままいけばエクシアの利回りは今後ますます下がっていくことが予想されます。
しかしエクシアも次の一手の準備をしています!
エクシアの新領域”貸金業”が運用リターンを維持することを期待
エクシアは運用開始当初はFX運用だけでしたが、今は、モルガンやゴールドマンサックスなどの金融商品への投資もすることで高い利回りを維持しています。
また、2020年6月には貸金業免許も取得し、今後、企業への融資を軸とした新しい投資領域の開発を狙っているようです。
こういった新しい領域への挑戦は運用可能金額の上限を引き上げ、運用利回りを下げないことを可能にします。
エクシアはその高いリターンによって投資家の信頼を勝ち取り、多額の出資金を集めるに至っていますから、月利で3%ほどは維持できるように運用を進めてくれることを川崎は期待しています。
もちろん新領域に関しては投資に失敗したら本末転倒ですが、エクシアに関しては非常に優秀な人物が組成に関わっていますから、私は安心しています。
下記、エクシアHPより引用
エクシア合同会社は、エクシア・アセット・マネジメント株式会社のホールディングカンパニー(持株会社)であり、EXIA 最高経営責任者 CEO 兼 Chief Trading Officer CTO の 菊地 翔 と「スタンダード&プアーズ」「コメルツ」「フィッチ」等の外資系金融機関でキャリアを重ねた、元ドレスナー・クラインオート証券会社のヴァイス・プレジデントによって組成された投資会社です。
ちなみに企業への融資で高い利回りと安全性を担保できる投資といえば、ファクタリングが思い当たります。
ただ、売掛金の回収が実質不可能な場合や困難なケースもあるため、投資家側には慎重な判断が求められる案件でもある。
新領域の開発によってエクシアが運用リターンを維持することができると考えているので、今後もエクシアから目が離せないですね!
まとめ
本記事では、エクシアの過去の利回りと今後の利回りの予想をしました。
現状は運用可能金額の上限を超えてしまっていることが原因で利回りが落ち込んできています。
それでも平均月利で3%ほどと、投資信託や保険などよりは数百倍、数千倍の利回りであることは間違いありません。
イチ出資者としては、運用可能金額の上限を引き上げる新事業に期待しつつ、これからもお世話になろうと考えています。
今後エクシアへの投資を検討されている方にとって、検討する材料になれば幸いです。
それでは!